今回のテーマは、「グローバリズムと「分断」」。
年の瀬でいつもより30分遅いスタートでしたが、20名の方にお越し頂き、じっくりと話しあうことができました!
今回のメインスピーカーは、ダイバーシティふくしま共同代表の
川端浩平さん(福島大学行政政策学類 准教授)。
川端さん恒例の「省エネレジュメ」をもとに、まずは川端さんが高校時代にアメリカ中西部・ミシガン州へ留学していたときの経験談から話は始まります。
・グローバル化で仕事を失うということ、「自分たちは虐げられている」という意識。
・「分断」が語られるが、本当に私たちは分断しているのか。セクト同士の対立ではなく、セクト同士が交差する地点から考えていく方が生産的で、現実的ではないか。
・「あいつはバカだ」と軽んじ、切り捨てれば話は簡単。だが、「自分がバカ(自分にも理解不足や誤りがあるのでは)」と考え、学び直していく姿勢も時には有用。
・スッキリしない。モヤモヤし、悩むこと。それこそが、コンピューターにはできないこと。
・・・・・・というように「トランプ現象」や「民族マイノリティへの排外主義」など多岐にわたるテーマを行きつ戻りつ、ゆっくり丁寧に思考を深めていく90分となりました。
また参加者の皆さんとの質疑応答では、現在の福島が置かれている状況についても話題が及び、より一層身近な問題としてこのテーマについて考えることができました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
ここで、参加者の皆様の感想を紹介します!
・思考停止に陥らないように、自分自身気をつけたい。川端先生の体験に基づくお話がとても勉強になりました。
・話し手の方の個人的な体験から現在のアメリカへとつながる点がかいま見えて興味深かったです。
・知的な雰囲気に触れることができ楽しかったです。こういう知的なイベントが毎月、18回も開かれていたことに驚きました。次回よりときどき参加したいです。
・本日は楽しく、かつ真剣に話を聞くことができとても楽しかったです。
次回は、2017年1月26日(木)、19:00より開催です!
場所はいつものバー、Re:Acousticで、テーマは「若者が見たスウェーデン(仮)」です!
ぜひお越しください!