今回のゲストは、ゲイであることをカミングアウトされた上で神奈川県にて牧師としてご活躍されている平良愛香(たいらあいか)さん!
1時間半という時間の中で、「性の多様性」「みんなに知ってほしい沖縄」(※平良さんは沖縄出身です)「宗教と沖縄とダイバーシティ」「僕がゲイでよかったこと」の4つのトピックについてお話いただきました!
・「沖縄は大変ですね」と言ってほしくない。その大変さを理解していない、大変さの原因が日本によって作られたことを分かっていない、沖縄より日本の方が大変だということを忘れているから。
・「産めよ増やせよ」「男はこうあるべき、女はこうあるべき」「禁欲主義の混入」「結婚の神聖化(離婚の禁止)」により、キリスト教はLGBTを否定した。
・和を重んじる日本においては、LGBTは波風を立てる存在であるとして排除されてきた。和を重んじることの危険性がここにある。
・自分がゲイであることで、少数者の痛みに少し敏感になることができたし、社会が多数派に都合よく作られていることに敏感になることができた。「ダイバーシティ=一人ひとり違って素晴らしい」という考え方は素晴らしいものだが、当事者の痛みが見落とされがちなので気をつけなければいけない。
といったことを、沢山の笑いやユーモア、平良さんご自身の体験を交えながら話していただきました。
密度が濃く、考えさせられることが沢山あったダイバーシティ・ナイトでした。
ここで参加者のみなさんのご感想を紹介します。
・愛香さんの人間味あふれるお話に引き込まれ、あっという間の90分でした。知らないこと、気づけていないことばかりで、メモを取るのが全く追いつきませんでしたが、
参加できて本当に良かったです。
ダイバーシティという言葉を都合良く使わないように、”100人いたら100通りの性”という言葉で、苦しんでいる人達が霞んでしまうようなことはあってはいけないし、そうはさせたくないなと思います。
・平良さんのお話が面白くて、あっという間でした。LGBT、沖縄、宗教、どれも簡単に答えが出るものではありませんが、考え続けていかなければと改めて思いました。
参加してくださった皆さん、1時間半というタイトな時間の中で沢山のお話をしてくださった平良さん、大変ありがとうございました。
次回のふくしまダイバーシティ・ナイトは5月の開催を予定しています。
会場・日時・テーマなどが決まり次第、WebサイトやSNSを通じてお知らせします。
なお、4月19日(水)には、ダイバーシティこおりやまさん主催の「ダイバーシティナイトin郡山」が開催されます!19時より郡山市にて開催です。
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