1月26日(金)に、第26回ふくしまダイバーシティ・ナイトを開催しました!
今回のテーマは「「周辺」と「中央」の間で考える ~福島、沖縄、朝鮮半島、そして米国~」です。
東北学院大学准教授の松谷基和さんをスピーカーに、会場の皆様と一緒にテーマについて考えました。
あいにくの大雪の中でしたが、県内各地から19名の方にご参加頂き、スピーカーを交え活発な話し合いで会場は大いに盛り上がりました。
福島市で生まれ育ち、東京やアメリカの大学で学ばれた後、震災・原発事故後に再び福島へ戻ってこられた松谷さん。
ご自身の経験と、専門分野である朝鮮半島史や外交史のお話から、「周辺」と「中央」の複雑な関係について分かりやすくお話しくださいました。
話題は福島弁・関西弁など方言の話題から、沖縄の米軍基地問題、核兵器と原発(英語ではどちらもnuclear!)の問題、ある部分では「周辺」にある人が、別の観点では「中央」を占める構造についてなど、多岐にわたりました。
また会場からも活発な質問が寄せられました。
参加者の皆様から寄せられたご感想を紹介します。
◆自分もある場所では周辺に属し、別の場面では中央に属しているという意識をもつことができました。ありがとうございました。
◆時間が足りないほどでした。経済・お金の視点が入ったところも聞きたかったです。問題提起できずすみませんでした。
◆「周辺」であることに意識的であることが、「中央」との対立を生むのではなく、「中央」からの自立と、プライドを持つことになってほしい。
◆日本史が大好きだった元・東北の中学生です。日本史の教科書がほとんど関西・東京の歴史だったことは中高生のときにすごく違和感を覚えていたことで、この違和感を共有することができてすっきりです。周辺と中央が入れ子構造だというお話にははっとさせられました。周辺であることにもっと自覚的になっていかなければならないと思います。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました!
次回は3月22日(木)19時より、「女性の働きやすい職場って?」をテーマに開催します!
ぜひお越し下さい!